演技初心者の人は気をつけたい日常生活とお芝居の距離感
遠くにいる人と近くにいる人で声のボリュームって変わりますよね?
演技に慣れていない人だと、近くにいる人に対し、どうしてもその距離に合わない声の大きさでセリフを話してしまいますよね。
これは演技をする=舞台の人みたいなイメージを持っている人が多いようですね。
こういった声のボリュームと距離感は演技をする上で非常に大切です。
近いときのボリュームと遠い時のボリューム、これをそれぞれある言葉を相手に伝える為に一度1m、5m、20mと離れて思いついた単語を言ってみましょう。
相手にそれがしっかりと伝わる距離とボリュームを覚えている事は大切です。
ただ、同じ距離でもボリュームが違う場合ももちろんあります。
例えば満員のエレベーターに乗っている時に話しかける時の声のボリュームと近くの工事現場の近くを歩いているときの声のボリュームです。
どうですか?前者は極力小さく相手に伝える感じでしょうが、後者は大きな声を出さないと伝わりませんよね?
このように適正なボリュームと言うのは距離や状況によって変ってきます。
ワンランク上のお芝居としては大きな声を出していないけど、大きな声を出しているように聞こえるというのもそうでしょうね。
大きな声を出す時はたいてい大きな口をあけて発声する事が多いので、大きな口をあけつつ普段と同じ発音でしてみればまた違った感覚を味わえると思います。