セリフも1つしかなく、妄想力が強い人ほど有利な演技の練習方法です。
今回ご紹介する演技の練習方法は演技の基本とも言える部分になります。
人生経験が豊富な人や妄想力を持っている人ほどこの練習は有利であり、かつそういった人が練習をしているのを見るのは非常に面白いです。
- Aさんは道を渡りたいのですがBさんは絶対に通したくありません。
- Aさんは5分以内にこの道を渡らないといけません。
- Bさんが譲りたくなった時か5分経過すれば終了です。
- ちなみにこの時、相手に触れてはいけません。
- Aさんのセリフ「どいて」
- Bさん「やだ」
これらのセリフは自分の言いやすい言葉に変えてもOK。
ルールはたったこれだけです。
これははたからみたら「どいて」「やだ」と言っているだけですが本気でやればやっている人たちは段々感情が出てくるので見ている側も非常に面白いです。
そして、それをやっている人たちも自分自身の目的をいかに絶対的なものにするかを考えるのも勉強になりますし、めちゃくちゃ面白いです。
分かりやすい例だとすれば
- Aさん
- 自分の親が危篤状態で5分以内にこの道を通らなければ親が生きているうちに会えないと思い込んでいる。だから絶対にこの道を通りたい
- Bさん
- 神様が突然現れ、願いを一つ叶えてくれると言う。
その願いを叶える為にはこの道に人を通してはいけないと言う。
通してしまうと願いが叶わないだけでなくあなたの大切な人が殺されてしまいまうと信じ込んでいる。だから絶対に通せない。
この場合Aさんの場合は想像も出来やすいし初心者向きです。
そしてBさんの場合は神様の存在をいかに信じ込めるかが重要なポイントになってきます。最初は人の生き死にを出しつつ、徐々に生き死にではなく別の何かしらの理由を考えてやってみましょう。
お互い譲りたいけど譲れない状況をつくる事がポイントです。
これはグループでやり、それぞれがこの練習をしているのを見て感じ取るのも勉強です。
声優の養成所に通っているのであればレッスンが始まる10分前に集まってこの練習をしてみてください。めちゃくちゃ盛り上がります。