前回の撮りにくい声に引き続き今回は撮りやすい声についてお話ししたいと思います。
演劇などでよく聞く通る声とはどんな声なのかを考えて下さい。
一般的には人ごみであったり車がよく通るような場所であったりした場合、大きな声を出さないと聞こえませんよね?
ただ、舞台俳優や声優に関しては声が通るので小さな声でもわかりやすかったりします。
一般的な発声のレッスンを受けていない人は声を拡散させてしまっているような感じですね。ホースから流れる水を想像して下さい。この場合は垂れ流している状態です。
ただ、発声の訓練を受けている人はホースのきゅっと握り、水を勢いよく飛ばしているイメージです。
この通る声に関しては養成所でみっちり教えてもらう事になるので割合させて頂きますが、声に矢印があるイメージでスッと相手まで声が届く、通ると言うそんなニュアンスです。
アフレコをする時も同様にマイクに向かって声を通せば必然的に撮りやすい声になっています。
ちなみに前回のウィスパーボイスも同様に通る声でつぶやけば、つぶやいているようで、かつしっかり聞こえます。