ある意味究極の選択ですが滑舌と演技力はどちらが大切だと考えますか?
この2つは声優にとってどちらも必須条件ですよね。
ただ、これは声優として活躍していく人はしっかりと理解しておかないといけない部分です。
まず最初に答えを言います。
それは滑舌の方が大切です。
これはかなり論争があると思いますが色々な条件で考えてみればわかりやすいです。
声優の仕事として考える
まずアニメや洋画の吹き替えに関してです。
この2つは絶対に滑舌も演技力も必要ですよね?
- 滑舌が微妙で演技力が良い声優
- 演技力が微妙で滑舌が良い声優
この2パターンの場合どうでしょうか?
まず前者の場合は仕事として使われません。
滑舌が悪いと言うのは視聴者にその役者やキャラのセリフがわからないから作品が理解できなかったなどと言う事が起きてしまいます。
なので演技力があろうが何をいっているかわからない人を使う事なんてありません。
ただ、演技力がないとこういった仕事は出来ないのでどちらのパターンもオーディションの段階で落とされます。
ナレーターとして考える
まず滑舌が悪い時点で論外ですね。
ナレーターは言葉を伝える仕事なのに、その言葉が使えないとなると仕事が出来ないですし、オーディションの時点で絶対に落とされます。
日常会話として考える
こちらも同様、演技力は日常生活において一切関係ありません。
ただ、仕事の依頼で電話で話しているときに何を言っているのか相手に伝わっていないなどを考えるとどう考えてもまずいですよね。
なので仕事関係の話はメールで伝えてもらうなど対策をしておかないといけません。
滑舌と演技力と言うのは声優にとっては両方大切ではありますが滑舌と言うのは日々の努力が必要な物です。
演技力に関しては芸術的な部分なので才能がある人間も勿論ありますし、急に開花する人も沢山いらっしゃいます。
ただ、滑舌に関しては誰しもがスタート地点は同じで努力すればするほど上手くなるものなので絶対に練習は続けておいてください。