ストレッチ、声のストレッチときて次はセリフを読む前の発声練習についてです。
アニメ声優を目指す方はドラマや映画などの演技と違い、感情表現が豊かなお芝居が非常に多いので台本のセリフの中で大きな声や高い声を出さないといけない事も多いでしょう。
なので、いきなり大きな声を出してものどに悪い影響がないようにするために発声練習はしっかりしておきましょう。
大きな声を出す前の練習
とにかく、大きな声を出さないといけないときは徐々に出していきましょう。
- 10秒かけて鼻から息を吸い肺の中の空気を全て出します。
- 15秒かけて肺の中を空気で一杯にします。
- いつも話している程度の声の大きさから徐々に最大限の声の大きさまで徐々に肺の中の空気を出し切るように発声します。
まずはこれを5セットしましょう。
高い声を出す練習
次に声に高い声はのどをほそめて使うので同様にいきなり出すのは危険です。
声のストレッチ方法でもご紹介したハミングと似ているのですが
- 10秒かけて鼻から息を吸い肺の中の空気を全て出します。
- 15秒かけて肺の中を空気で一杯にします。
- いつも話している程度の声の大きさで「あー」と今出せる低い声から一番高い音を出します。
これも同様に5セットしてください。
私が演劇をしている時はこの2種類の発声をよくやっていました。
最初は発声練習だけで疲れていましたが一ヵ月ほどやっていると逆にやらないと身体が気持ち悪くなりました。なのでその領域までくれば身体が声優向きになったと言う事も言えます。
また、練習方法としては発声前の簡単なストレッチと声のストレッチ方法をしてから養成所などで学ぶ発声練習をするのも問題ありませんし、声優養成所で学ぶ発声練習前のストレッチでも別の事を学べるのであればそれぞれ組み合わせても問題ありません。