何かしら新しい事を学ぶ時は真っ白な気持ちの状態で学ぶ事が大切です。
演技と言うものに不正解は存在しますが、正解は何種類も存在します。
不正解と言うのは不自然と言うニュアンスで捉えて下さい。
例えば、一般的な普通の人の挨拶と言う設定なのに、大声で奇声をあげながら挨拶をする人はいません。
こういう明らかに不自然な場合は間違いなく不正解です。
ただ、普通に明るく挨拶をするのは正解ですし、昨夜遅くまで起きていたと言う設定で少し眠そうに挨拶するのも正解です。
そういう見てて自然な形であれば演技の正解は何種類もあるのです。
ただ、この演技と言うのは教える人によって違ってくることもあります。
私はナチュラルなお芝居派ですが、お芝居お芝居した感じを求める方ももちろんいらっしゃいます。
テレビのお芝居と舞台のお芝居の比較が一番わかりやすい部分ですね。
ここで考えて欲しいのはあなたの演技を決めるのは誰か?です。
声優養成所であれば、そのレッスンの先生であり、アニメ声優の場合は監督の指示で演技の表現などを変えていきます。
なので、あなたに求める演技はそれぞれ色々な形がある事を忘れないでください。
Aと言う先生の教える演技とBと言う先生の教える演技が全然違った場合はそれはそれで、間違ってはいません。
両方とも真っ白な気持ちで学ぶ事が大切です。
そうする事で、自分自身の演技の幅が広がる事と、色々と自分の中で融合させてさらにレベルアップする事も可能です。
ただまずは、自分が表現しやすい演技があればそれを中心ととしてしかっかり学び、それ以外の演技に関しても最低でも求められる範囲でお芝居が出来る事が声優になるには必要な力になります。初心者の方にはここまでの話は少し難しいですが演技は奥が深いのです。