キャラクターを理解するのってちょっとやそっとじゃ出来ないですよね。
今回は前回に引き続き、演じるキャラクターを理解する方法をご紹介いたします。まずは前回の演じるキャラクターを理解するをご参照下さい。
演じるという事について
あなたはそのキャラクターを演じる時になりきろうとしていませんか?まず、完全になりきると言うのは正直かなり難しい行為なのです。ただ、世間一般的には演技をする=なりきると言われていますよね。
私が俳優時代学んだところではその人物になりきるのは不可能です。だって、あなたはその人物じゃないでしょ?
こう言われていました。これは確かに一理あるなと思いました。そこで今回はどうやって演じるキャラクターの理解を深めるのかご紹介いたします。
自分とキャラの差を知ろう
まずは自分自身がどういった人間なのか理解する事から入ります。自分と言う人間と演じたいキャラクターとはどういった差がありますか?
共通点を探す
その中で一番近い物を探して見て下さい。例えばあなたもキャラも友人が多いこと、明るくて誰とでもすぐに仲良くなれる事などそういった共通点を探して見て下さい。
この共通点がかなり多い場合はそのまま演じてみればおのずとそのキャラクターを演じているのと変わりはありません。では、共通点ではなくて自分と少し違う部分で何となくわかるなぁって所を探して見て下さい。
自分はやらないが理解できる部分
例えば自分自身はトイレの後に手を洗わない人だったとして、そのキャラクターは洗う人間だった場合はあなたも手を洗うと言う週間をつければ良いのです。
理解出来ない部分
最後に一番難しいのは自分の性格と反対だった場合の事です。
例えば先ほどの例を出したとした場合、あなたは友人がめちゃくちゃ多いとして、演じる人物は友達が1人もいない人と考えて見て下さい。
そういった真反対の人間の事って理解出来ないですよね?
そこで、そういった真反対の性格を理解する方法は
あなたにどういった状況であればそういった事が起きるのか?
これを考えて見て下さい。例えば、あなたは社交的な人間だから友人が多いのでしょうが、そのキャラクターが社交的でない場合、
あなたがどういった状況になったら社交的にならなくなるのか?
これを考えて見て下さい。
例えば、あなたが入学して隣に居る人に声をかけたら無視されたり、入学当初の自己紹介で変なことをしてから話しかけられなくなったり、また何かしらのクラス内で事件を起こしてしまったりして友人が誰もいなくなったと考えて見て下さい。
こんな事が起きれば自分でも反社交的になりますよね。その時ってどんな気持ちですか?
その気持ちが真反対のキャラクターを演じる時に必要になる物なのです。
お芝居をすると言うのはいかに想像力があるかが勝負になりますね。